白木師

昌栄オリジナルデザインを形にする、くるい無き技術。

白木師〈名人〉

逸見吉行

 山形仏壇の白木師として四代目を継がれている逸見吉行さん。もともとは大工さんからこの道に入った。

 まず大切なのは木材の管理。半年以上乾燥させ、反り、くるいの出ない材料選びは長年の経験がものを言う。当社から託された図面をもとに、各部の巾、高さ、奥行きを割り出し、一本のものさしを作る。その寸法に合わせて木取りしていくのだが、木材のどの部分をどこに使うかが、仕上がりを左右する。

 「木を生かし、無駄を出さないように切り出すのが肝心」という。塗り工程、また修繕可能なように、土台、柱、屋根など部分に分かれるようにつくるため、くるいは許されない。

 各部の曲線に合わせた独自の刃型を何種類も用意しデザインに応じて削り出す。木地は宗派によっても、注文主の希望によっても少しずつ違ってくる。

 「いつも同じものを作るわけではないからね。常に勉強だ。」真剣に仕事に向き合う職人の言葉である。

白木師〈名人〉 逸見吉行

白木師〈名人〉 逸見吉行

●昭和20年1月29日生