塗師

父から子へ、受け継がれる塗師の心。

塗師〈名人〉

斎藤孝志

 塗師の斉藤孝志さん、斉藤洋さんはご兄弟で、おふたりともお父さんの仕事を継承された。お兄さんの孝志さんは、「他にやれることもなかったから」と控えめだが、若いながらこの道25年になる。

 工程の中で最も重要なのは木地調整と研磨。そこでの丁寧な仕事が本塗りの出来を左右するという。本塗り時は埃を付着させない様にするため風は厳禁。しめきった場所で短時間で仕上げる。

 出来上がりの色をイメージしながら、また、箔押しの下地としての光沢の度合いを調整しながらの作業であり、ムラなく仕上げる為には厳しい環境下での集中力が必要とされる。

 原油高が材料にダイレクトにひびくという辛さもある。「決して手を抜かない」そのほかに思い入れやこだわりは特に持たない。それは、出来を見て、お客様が判断するものだから…と淡々と語ってくれた。

本塗り

丁寧かつ素早い作業が要求される。ゴミの付着を防ぐため、夏場でも扇風機やエアコンは使わず、閉め切った室内での作業は、超人的集中力が要求される。

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