宮殿師

華麗で荘厳な宮殿を生み出す探究心と好奇心。

宮殿師〈達人〉

石崎清一

 「中学生の頃からラジコンヘリを図面から全部自分で作って飛ばしに行ってたんだ。」
細かいものをつくるのが好きだったという宮殿師・石崎誠一さん。それもとびきり難しいものを選んで。そんな石崎さんは父上の跡を継いで40年になる。

 デザインを起こし、図面を引き、寸法を割り出す。屋根の反りなど微妙な曲線は図面で決まる。何度も引き直し、これだという線を決める。

 仕事で苦労と思った事はない。人の出来ない面倒なもの、難しいことほど好きだという。「職人は黒子。商店は中継点。良いものを作ってお客様に喜んでもらう。欲しいと思ってもらえるものを作る。それが本当だと思う。報酬はその代償。」そんなふうにとらえている。

 「伝統とは革新の連続。守るだけでは廃れる。革新し続けなければ生き残れない。探究心と好奇心が大事なんだ。」極めようとする気持ちに終わりはない。

宮殿師〈達人〉 石崎清一

宮殿師〈達人〉 石崎清一

●昭和23年11月12日生
●一言:好奇心・探究心