設計

職人の技を活かし、伝統を守るために。

設計〈社長〉

山口昌栄

 今の仏壇には、製造という基点から2本の流れがあります。1本は、仏壇屋本来の工程と、もう1本は、家具造りが仏壇らしき物を造った流れで、黒檀、紫檀などの唐木仏壇です。

 当社は、本来の仏壇作りの工程で製作致しております。つまり、完成品には本当の宮殿が入っています。塗りも下地・とぎ、下塗り・とぎ、上塗り・とぎ、仕上げと本塗り工程が入ります。オープン仕上げなどという品物を液に浸し、布で拭き取るという手抜きの色付けなどはありません。

 この点など考慮して、金仏壇に抵抗のある人を本来の仏壇に興味を持ってもらうにはと考えたときに、総欅造り「幸太郎」型仏壇をいうものを考えだしたのです。

 一番始めは、職人たちに「こんな真っ黒な仏壇、誰が買うんだ?」「こんな色の仏壇で良いのか?」と言われました。

 しかし、取引のある寺の住職さんが続けて2人に買ってもらいました。次に、一般のお客様にお褒めの言葉を頂戴し、安置させていただきました。そして、3本、6本、12本と造る数が増え、意匠登録へと突き進んで参りました。その時、登録するには名前がいるということになり、一般的に仏壇メーカーが付ける名といえば、「雅型」とか、弥生型、銀河型、etc・・・。もっと親しみやすい名が良いと思い、当社二代目にしたい息子の名前「幸太郎」にしたのです。

 次に、「幸太郎」仏壇よりもう少し金を使用した仏壇が無いかとのご要望に、「裕太郎」仏壇の完成に至りました。つまり、「裕太郎」仏壇は、金仏壇のきらびやかさを兼ね備えた華やかな仏壇です。

 「幸太郎」「裕太郎」仏壇も更に進化し、それぞれの良さを強調した、「幸太郎 貴賓型」「裕太郎 高貴型」がこのたび完成しました。平成20年になり「幸太郎 貴賓型」に寺の本堂の入母屋型の宮殿を入れた「幸太郎 貴賓型 極」も完成しました。

 現在は幸太郎、裕太郎とは又ひとあじ違った細身で一見洋服タンス風ですが、扉を開けたとたん荘厳がすばらしい仏壇「和華」をただ今製造中です。お値段もお手頃にと考えた仏壇です。

設計〈社長〉 山口昌栄

設計〈社長〉 山口昌栄

●昭和28年6月21日生
「一に忍耐、二に忍耐、三・四が努力で、五に忍耐」の心で日々精進しております。